公衆衛生学

7 生活習慣病予防

1 生活習慣病とは

 生活習慣病は、生活習慣のゆがみが長年蓄積して起こる疾病です。悪性新生物がん)、心疾患(心臓病)、脳血管疾患(脳卒中)が3大生活習慣病といわれ、糖尿病高血圧症が生活習慣病です。

●食塩の過剰摂取:胃がん、脳血管疾患、冠動脈性心疾患、高血圧症
●野菜の摂取不足:がん、脳血管疾患、高血圧症、糖尿病
●コレストロール、飽和脂肪酸の過剰摂取:高LDL、コレストロール血栓
●エネルギー、糖質、アルコールの過剰摂取運動不足:高トリグリセライド血栓、糖尿病
●喫煙:がん、くも膜下出血、冠動脈性心疾患、糖尿病
●アルコールの過剰摂取:肝臓病
●カルシウム、たんぱく質の摂取不足、運動不足:骨粗鬆症

2 生活習慣病の発生状況の把握

地方公共団体は、生活習慣と生活習慣病との相互関係を明らかにするために生活習慣病の発生状況を把握する。

3 生活習慣病の予防対策

悪性新生物(がん) ビタミン・カロテンの豊富な緑黄色野菜や牛乳などを多くとり、栄養バランスのとれた食事をする。脂肪は控えめ、食べすぎに注意。タバコや酒などを控える。発がん性のある食物を避け、規則正しい食生活。定期的に健康診断を受けて早期発見に努め、また早期治療をする。
脳卒中 過労、急激な運動は避ける。タバコや酒を控える。年に1回以上は、血圧測定をともなう健康診断を受け高血圧の早期発見を、食事は減塩、良質なたんぱく質の摂取、栄養のバランスに気を付ける。
心臓病 脂肪分のとりすぎを避け、肥満にならないようにする。タバコを控える。ストレスを避け、適度な運動、十分な睡眠、規則正しい生活をする。
肝臓病 アルコールをとりすぎない。良質のタンパク質やビタミンを含む食事をとる。肝臓に有害な食品をとらない。血液検査をすすんで受ける。
糖尿病 バランスのとれた食事と適度な運動で肥満を防ぐ。血液検査、尿検査をすすんで受ける。
肝臓病 バランスのとれた食事、規則正しい生活をする。血液検査、尿検査をすすんで受ける。