4 環境衛生
1 生活環境
有機物を小動物が取り込み、小動物を大動物が食べるという一連のつながりを食物連鎖(フードチェーン)といい、この仕組みに影響を与える環境要因に物理的要因(光、熱、気圧など)、科学的要因(化学、物質、大気など)、生物学的要因(動植物、微生物)、社会的要因(政治、経済など)の4つがある。
① 空気
空気は、酸素(約21%)、二酸化炭素(約0.03%)、窒素(約78%)およびその他の気体でできている。人々が健康であるためには、呼吸する空気はできるだけ酸素が多く不純物が含まれていないものが必要です。空気中の二酸化炭素が0.1%を超えると空気はかなり汚れていると考えられます。空気を汚す主な不純成分は、亜硫酸ガス、窒素酸化物、一酸化炭素、塵埃(じんあい)です。
② 気圧
地球を包む空気層の圧力である気圧は、0℃、水銀柱760mm時の気圧の状態で1.013ヘクトパスカルです。低下すると高地ほど気圧が低く、空気が薄くなるので、3,000mの山では高山病を、4,000m以上では航空病を起こします。気圧が低いと沸点も低下し、気圧が高いと沸点も高くなります。
③紫外線
太陽光線の適度の紫外線はビタミンDの生成など健康のうえでも大切ですが、過度になると日焼けしたり、皮膚がんや白内障などの発病原因となったりするので注意が必要です。紫外線を上空10~50kmで吸収しているのがオゾン層です。
④赤外線
太陽光線の大部分を占めるのが赤外線で、地上に熱を与える役目を果たします。体にとっては、血行促進効果もあり、病気の治療にも使われます。量が多い場合は日射病の原因になります。
⑤気温と湿度
太陽の熱は気温も高めます。心地よい温度は17~21℃といわれています。空気中に含まれる水蒸気の量によって湿度が決まり、心地よい湿度は45~65%です。気温と湿度で表した指数に不快指数があり、77になると65%の人が不快に感じ、85では93%の人が不快に感じるといわれます。